菊田裕樹氏インタビュー「オリジナルアルバム制作について」 2007年9月16日公開

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1.将来に、ゲームミュージック以外のプロジェクトを計画されていますか?

新しいプロジェクトとしては、まだなにも決まっていませんが、「白雪姫の伝説」や「ロビンフッドの冒険」など、昔に手がけたテレビアニメのサウンドトラックをCD化していく予定です。
また、それとは別に、純粋にオリジナルなものとして作曲するコンセプトアルバムもリリースしたいと考えています。内容に関してはまだなにも決まっていませんが、タイトルは「フェルマーの最終定理」になる予定です。
それと、面白い仕事であれば、ゲームやアニメなどのジャンルを問わず、世界のどの国からの発注でも構いませんので、提案をお待ちしています。

2.菊田さんに、特に影響を与えた作曲家は誰だと思いますか.

僕が特に影響を受けた中で、海外の人にわかる作曲家を考えると、やはりプリンスではないかと思います。実際にはそれ以前に、YESやELPなどのプログレッシブロック、またDEVOなどのテクノポップに大きく影響を受けているのですが、創作の姿勢や徹底のしかた、またオリジナリティの強烈さというものを最も大きく意識させられたのは、プリンスの音楽を聴いたときでした。攻撃的かつアーティスティックでありながら、
同時にメロディアスでポップでありたいというのは、僕の目指すところです。

3.何か楽器を弾きますか。

アコースティックギター
シンセサイザー
トロンボーン

4.Lost Filesを発表されるきっかけは何でしたか?(または何故ですか?)

昔の荷物を整理をしていて、25歳ぐらいの時に使っていたシンセサイザーのデータを入れたフロッピーディスクと、DATテープを見つけたのがきっかけです。
普通はそういうものは劣化して読めなくなってしまうものですが、試してみたところ、幸いなことにデータは全て無事で、昔どおりの音で鳴ってくれました。
今の僕とは違った、未完成ながら素敵な雰囲気を持った音楽をぜひファンの人たちに聞いてもらいたいと思ったのが、Lost Filesを作った理由です。


5.作曲をするにあたって、提示されたものにしたがって作曲するのと、自由に作曲するのと、どちらがご自分にとって心地よいですか?

僕は基本的に、提示されたとおりに作曲をすることはありません。もちろん仕事ですから、ある程度は演出や用途に合わせますが、基本的に自分の作りたいように作ります。
自由につくらないと、魂がこもらず、単なる音の羅列、記号になってしまうからです。


6.今回、このLOSTFILESを制作(発表)されるにあたり、何か思い入れはありますでしょうか?また、このLOSTFILESを聴いているみなさんに、聴きどころなどメッセージをお願いします。

スクウェア入社面接の時に送ったデモテープに入れた曲が入っています。そのとき僕はまだ28歳で、あらためて聞くと未熟な部分もありますが、やっている音楽や方向性は、今とまったく変わりませんね。
今も昔も、僕の作る音楽には不思議な一貫性があるという気がします。(笑)

7.この先の将来の夢はなんですか?

他所のインタビューでも答えたことですが、ミュージカルが作りたいです。メディアはゲームでも映画でもアニメーションでも舞台でも構わない、歌い踊るような、元気の出るミュージカルを作るのが夢です。

8.海外の菊田さんのファンにメッセージをお願いします。

とあるオンラインゲームのBGMとして制作したCD「ALPHABET PLANET」をリリースするので、興味のある方は聞いてみてください。軽くて楽しい、というコンセプトで、
気軽に毎日聞けるような音楽を目指して作ったものです。また今年は、それ以外にも、ドラマチックでオーケストラ風の重厚な音楽や、ちょっとしたリミックスなどもリリースする予定なので、楽しみにしていただければ幸いです。
それと、これは単なる思いつきですが、海外でライブをやりたいですね。

先日、わざわざカリフォルニアから僕のファンの方がやってきて、インタビューを受けました
案外と海外にもファンが居るのかもと思うと、嬉しくなります。僕は旅行は大好きですし、海外のファンを交えて、ライブをするのも面白いんじゃないか、なんて思っています。ま、そもそも国内でもライブをしていないので、そちらが先かもしれませんが。(笑)

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